2024年11月17日
本のことなど 『撮ってはいけない家』
『撮ってはいけない家』
矢樹 純・著 講談社
呪ってなんだろうなと考えているところに読んだ作品。
導入はややスロースタートのように感じましたが、読み始めると作品に没入するのにそう時間はかかりませんでした。
物語は映像制作会社で働く主人公・杉田佑季がホラードラマを撮るためにロケハンするところから始まる。
ロケ先は先輩で上司でもある小隈の再婚相手・白土紘乃の実家。
ホラーは好きではないが、先輩である小隈が関わることだけに、失礼のないように進めたい。
効率よく進めて早くホラードラマから抜けたい。
怪談大好きな後輩・阿南に少しうんざりしながらも杉田佑季は仕事に取り組む。
違和感を感じつつも、ドラマの撮影が始まる。
1日目の撮影を終えて、杉田佑季も可愛がっている小隈の息子・昴太の姿が見えないことに気づく。
昴太が行方不明になったことをきっかけに、白土家の呪いが解き明かされていく。
呪いが発動するまでの時間と、行方不明になった子供の安否といった二重のタイムリミットがより作品に引き込む鍵だったと思います。
早く謎を解いて、昴太を助けなくてはと焦る杉田佑季と同じ気持ちでページをめくっていたと思います。
最初は、リアルにこんな子がいたらちょっと面倒だなと思っていた阿南がだんだん頼もしい存在に感じてきたのは面白かったです。
「阿南くん、今、出番です!」とばかりに。
ラストはジャパニーズホラーらしい終わり方だったと思います。
ホラーサスペンスという感じでしょうか。
読み応えありました。
作中、多分公開されないかもしれないホラードラマの物語の作品化があったらいいなと思っています。
#撮ってはいけない家 #NetGalleyJP

矢樹 純・著 講談社
呪ってなんだろうなと考えているところに読んだ作品。
導入はややスロースタートのように感じましたが、読み始めると作品に没入するのにそう時間はかかりませんでした。
物語は映像制作会社で働く主人公・杉田佑季がホラードラマを撮るためにロケハンするところから始まる。
ロケ先は先輩で上司でもある小隈の再婚相手・白土紘乃の実家。
ホラーは好きではないが、先輩である小隈が関わることだけに、失礼のないように進めたい。
効率よく進めて早くホラードラマから抜けたい。
怪談大好きな後輩・阿南に少しうんざりしながらも杉田佑季は仕事に取り組む。
違和感を感じつつも、ドラマの撮影が始まる。
1日目の撮影を終えて、杉田佑季も可愛がっている小隈の息子・昴太の姿が見えないことに気づく。
昴太が行方不明になったことをきっかけに、白土家の呪いが解き明かされていく。
呪いが発動するまでの時間と、行方不明になった子供の安否といった二重のタイムリミットがより作品に引き込む鍵だったと思います。
早く謎を解いて、昴太を助けなくてはと焦る杉田佑季と同じ気持ちでページをめくっていたと思います。
最初は、リアルにこんな子がいたらちょっと面倒だなと思っていた阿南がだんだん頼もしい存在に感じてきたのは面白かったです。
「阿南くん、今、出番です!」とばかりに。
ラストはジャパニーズホラーらしい終わり方だったと思います。
ホラーサスペンスという感じでしょうか。
読み応えありました。
作中、多分公開されないかもしれないホラードラマの物語の作品化があったらいいなと思っています。
#撮ってはいけない家 #NetGalleyJP
Posted by ぱな87 at 10:44│Comments(0)
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