エッセイ「台風2号と放送コンテスト」

ぱな87

2023年06月01日 20:49

不定期に書いているエッセイぽいものです。
楽しいテーマで書きたいんですが、どうも最近はカーキ色系の話になりがちで。
昨日も北朝鮮の飛翔体のおかげで「暁でーびる」に乱入することになったりバタバタでしたしね。
今回は全くそれとは関係ない話です。

エッセイ「台風2号と放送コンテスト」

 現在、台風2号真っ只中の沖縄で書いてます。はい。
 ちょうど今、先島を直撃中だと思います。沖縄本島は今夜から明日にかけて直撃と予想されているので、ちょうど早朝のラジオ番組に向けて出動する時間に最大に荒ぶっているのではないだろうか。そう。雨だろうが風だろうが関係なく担当番組がある日は出動するのだ。明日はスタジアムパーカーと長靴という台風ルックで出動だ。
 今回の台風2号。海外の動画が超猛烈に荒ぶっていて、これはすわ一大事と思っていたが、今の所通常の台風っぽい。観葉植物を取り込むのも最低限という感じ。だがしかし、自然の前に人間は無力なので侮らずにおこう。帰りながらウッドデッキにブラシかけるくらいにしておこうか。
 などどふざけたことを言っているが、実は今日明日と2日間、高校放送コンテスト沖縄大会が実施され、審査で入る予定だった。が、台風2号で飛んだ。エントリーしていた生徒の皆さんはほっとしただろうか。それとも残念に思っているだろうか。日程的なことを考えると恐らく録音での審査になると思う。それだと審査員の前でパフォーマンスしなくて済むし、納得いくまで何度も録音することができるので生徒にとっては安心感があるかもしれない。しかし、全国大会では沖縄大会以上に広い会場で多くの人の前でパフォーマンスすることになるので、その練習の意味でも対面実施できなかったのはもったいなかったなと思う。そもそも放送というのは誰かに情報を発信して受け取ってもらってナンボなので、相手の反応を見ることができなくなるのは残念だ。学校で発表の機会があるといいのだが。1人で練習することも重要だが、相手がどう受け取ったのか知ることは大いに参考になる。台風2号で少し練る時間ができた訳で。ぜひ自分のパフォーマンスは伝わるものになっているかどうか今一度見直してもらいたい。
 しかし、アレですな。まさか自分が審査する側に回るとは夢にも思っていなかったですな。恩師から「これまでの恩返しだと思って」と言われたので、さすがに断り続けるわけにもいかず引き受けて随分になる。専門職として関わることで「伝えることって何だろう」「朗読やアナウンスって何だろう」と改めて考えることになり、自身の仕事にも反映される機会になっている。毎日の業務になっているからこそ、「なぜ?」「どうしたら?」と考えることは重要だ。その視点がなければ向上することもないし、間違いに気づくこともない。それに関しては感謝している。が……「自分のことを棚に上げてアレコレいうことに耐え切れるか問題」が湧き上がってきていつも自己嫌悪に陥るので、台風で飛んだ今年度は正直ほっとしていたりする。



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